バイラルメディアは時代の徒花になってしまうのか

昨今、賛否両論を巻き起こしているバイラルメディア。見かけるのは否定的なエントリが多く2chまとめの亜種や、PV乞食でアフェリエイトに繋げようとしているメディア群なのか? というイメージを持ってしまいがちです。

実際の所どうなのかなっと思い、少し調べてみました。

ちなみに『viral media』 をGoogle Ngramで見てみると、意外と2000年代前半から上昇トレンドとなっております。

Google トレンドで見てみるとこのような形。『viral media』というキーワード自身はゆるやかな上昇トレンド。

カタカナの『バイラルメディア』にすると急上昇ですけどね。

BuzzFeed・Upworthyという二大巨塔

海外ではBuzzFeed・Upworthyというバイラルメディアの二大巨塔がそびえ立っています。

二大巨塔とは言ってもBuzzFeedの方が優勢な状況です。

Googleトレンドで比較してみると、

大きな隔たりがありますね。バイラルメディアは検索よりソーシャル重視なので、Googleトレンドで比較すること自体が意味無い事かも知れないですが……

実数ではなく参考値になりますが、SimilarWebでも見てみます。

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BuzzFeedが158MでUpworthyが35.3Mとなっています。こちらも結構大きく開いています。滞在時間と閲覧ページ数もBuzzFeedの方が良いです。トラッフィクソースは共にソーシャルが圧倒的というのは変わりませんが、BuzzFeedの方がダイレクト、参照、検索が多いですね。特にダイレクトは結構な違いがあります。

まあ、SimilarWebなのであくまでも参考値ですが。

なぜBuzzFeedが生まれたのか?

バイラルメディアは時代の徒花なのでしょうか? BuuzFeed・Upworthyの課題感を見てみると徒花ではなく、時代の要請により生まれたのでは無いかと思えます。

月間読者1.5億人を抱えるバイラルメディア「BuzzFeed」を徹底解説 | nanapiマーケティングマニア

バズフィードの創業者は、ハフィントンポストの共同創業者であるジョナ・ペレッティです。なぜ彼はバズフィードを立ち上げようと考えたのでしょうか?
その理由は、「何がアイディアを広めるのか?」という、彼が人生を通して考えてきた問いに答えるためでした。

アイデアを広める・バズる事が目的ではなく、なぜそれが広まったのか? バズったのか?を知ることが目的という事ですね。インターネットが完備され、データを大量に蓄積でき、さらに大量のデータを分析する手法が急速に進歩している現代だからこそ解決できる課題かもしれません。

なぜUpworthyが生まれたのか?

一方のUpworthyはどうでしょうか?

BuzzFeed、Upworthyのこれまでと現在(キュレーションメディアサミット)

一方、2013年に最も注目を浴びたであろうアップワーシー。
同メディアは、グーグルをはじめとする検索やフェイスブックなどのエッジランク、ニュースアプリのアルゴリズムによって、偏った情報ばかり摂取することを問題とする「フィルターバブル」に対抗するべく、立ち上がりました。 このような現代ならではの課題解決を志向するメディアも重要ですね。

パーソナライズが進行した結果、偏った情報に囲まれる『フィルターバブル』は非常に大きな課題です。これも現代において解決すべき大きな課題です。

BuzzFeedとUpworthyについては下記スライドが非常に素晴らしく参考になりますね。


結局……

目標は社会をどう変えるか、菅谷明子が語るアメリカ・ジャーナリズムの破壊的イノベーション | 日本ジャーナリスト教育センター

テクノロジーは日々変わっています。バズフィードはフェイスブックのアルゴリズムが変わって、なかなか広がらなくなりました。しかし、フェイスブックもあと5年したらあるのかどうか分かりません。そういったテクノロジーの変化を追いかけることも大事なのですが、ジャーナリストとしてはビジョンが大事です。ビジョンは100年たっても、200年たっても残ると思います。ユーザーのニーズも変わるし、テクノロジーも変わるんでしょうが、そこばかり見ていると肝心のジャーナリズムが疎かになってしまうんじゃないかと思います。

ぐぅ