ドワンゴが専門学校を展開しているバンタンを買収した。
バンタンは、「ファッション、ヘアメイク、ビューティ、映画・映像、グラフィックデザイン、ゲーム、マンガ、アニメ、パティシエ、カフェ、フードコーディネーター等の分野におけるクリエイター養成スクール運営事業」と「卒業生の独立支援事業」を事業として行っている会社である。
最近ではコンテンツ関連で話題になる事といえば、GunosyやSmartNewsといったモバイルニュースアプリや、バイラルメディアなど、「コンテンツを消費する側」のニュースが目立っていた。
このような流れに逆らって、ドワンゴによるバンタン買収は、コンテンツを作る側に対しる投資である所が非常に興味深い。
ドワンゴはこれまでにも「クリエイター奨励プログラム」というような形でコンテンツを作るという事に対しては投資を行う企業ではあるが、今回はこれよりもう一つ下のレイヤーである「コンテンツを作る人を作る」というエリアに対する投資である。
ドワンゴは、読書メーターやi文庫など他とは一線を画す投資が続いている。
KADOKAWAと統合したドワンゴは日本のコンテンツを本気で支えようとしているのかもしれない。