イノベーションについて素晴らしい定義がある。
アップルで働くまで、イノベーションというのは「今にない、新しいものを作ること」だと思ってた。でもそれは違って、イノベーションというのは「未来にある普通のものを作ること」なのです。この違いを理解できるまでかなり時間がかかった。
— Shu Uesugi (@chibicode) 2011, 2月 5
仮に「未来にある普通ものを作ること」がイノベーションというのなら、このAnton STRAINER BOWLは間違いなくイノベーションでしょう。
動画やタイトルでは、色々に利用用途に使える事を打ち出していますが、これが革新的なのは唯一つ。「シンクの外で水にさらす事ができる」という事ではないでしょうか。
料理では「水にさらす」からは逃げられません。サラダのために、解凍のために、目的は様々ですがいずれにしても困ったことがあります。「水にさらす」はシンクを独占してしまうのです。
世間一般の水切りボウルをGoogle画像検索で見てみましょう。
君も君も、そして君も! 君たちみんなシンクを占拠します。あなた方の居場所確保ために何度料理の手を止めて洗い物をしたことでしょう。
でも、そんな日々に終わりが来るかもしれません。
このように排水できる口が斜めしたについていたら、ボウルをシンクの外に置いて水にさらす作業ができます。
この形状、どっかで見たことがあるかもと思ったら片口ですね。Anton STRAINER BOWLは片口2.0と言えるかもしれません(意味不明……)
唯一気になるのは…… 模倣がしやすそうなのでパクられてしまいそうな事でしょうか。特許的な何か保護される措置を取られていればいいのですが :(