『「30日間全額返金保証制度」と謳いながら、実際には、会員とトレーナー、ライザップ社の3者で協議しなければ全額返金にならないのは不当表示である』として神戸市のNPO法人が制度記載の削除を求めた問題に対応して、ライザップは会則を変更したようです。
変更した会則では「いかなる理由でも30日以内なら全額返金に応じる」となり、嘘から出た真、もとい紛らわしい表示問題で表示を治すのではなく会則を治すというワイルドな対応です。
最近のライザップといえは、隊長にも取り上げられていたように「週刊新潮」報道などネガティブな事が多かったのが事実です。
曰く、ライザップの肝は食事療法であり、トレーナーとのマンツーマンと言いつつ、そのトレーナーは素人同然である。さらにリバウンド覚悟や健康被害が出ることを分かりつつプログラムを進めるのは企業倫理上いかがなものか?という事が争点のようです。
糖質制限は少ししながらもキチンとしたダイエットをしていない私にとっては、この問題の根本がイマイチ理解できていませんが、倫理の良し悪しはさておきライザップの手法は効果的であることは間違いはなさそうです。
ライザップのダイエットは
1.高タンパク/糖質制限
2.筋トレ
を核として成り立っている。簡潔に言うと筋トレオタクの減量期を一般人向けに少し緩く改変したプログラムだ。本来一般人が行えば3日坊主で終わってしまう所だが、破格の料金と専属カウンセラーで縛り付けダイエットを成功に導く。
— Testosterone (@badassceo) 2015, 6月 17
要はやれば効果があることが分かっている事を、「お金を払ったんだから!!」というサンクコスト効果を強制発動させてやらせるという事でしょうか?
こう考えるとライザップのそもそもの問題としては、サンクコスト強制発動によるダイエットの実現というビジネスモデルを、ちょっときれいなメッセージで固めすぎたマーケティング上の失敗と捉えれるのではないでしょうかね。